ウディコンのシーズン。
なんだかんだでウディタ界隈の一大イベントみたいな感じで、毎年楽しみなイベントです。
せっかくなので、遊んだウディコン作品の感想をメモ。
手を出した基準は「好きジャンル」「短編」「スクリーンショットホイホイ」な感じですです。
※ 致命的なネタバレはないはずですが、どんなゲームかというのは触れている感想もあります、ご注意ください
2. 夜を歩く作者. 二代目天ぷらマン 様作者様の前作「魔女の塔」と同様、一風変わった作品で大好きです。
スクリーンショットの選んだテキストも終わってみればとても良いチョイスでした…。
【Ver. ?】
ミニゲームでポイントを貯め、ストーリーを解放していくサイクルのゲーム。
スクショ・プレイ直後の「巨大な光輪」のインパクトがかなり強かったです。一風変わった作風、なんのこっちゃから始まる感覚は前作同様で、後半にいくにつれて核心に迫っていくワクワク感がありました。ミニゲームもシンプルながら好きです。 パズル部分で「望まぬ未来(色)を消し続ける」ことで別のルート(エンド)が開けるのかな…なんて妄想もしてました。、プレイ後に良い余韻が残りました。
3. GIGANT FORCE SLASH作者. レイマスター 様1プレイが短めな、シンプルなルールのミニゲームです。
スコアアタックが楽しめます。
【Ver1.01】
1プレイであっても単調さを感じてしまったので、もう少しプレイ中に変化が欲しいと感じました。シンプルで取っつきやすくスコアの付き方もシンプルなので納得感はあります。
ルールが分かれば取っつきやすいのですが、シンプル故に説明を端折り気味で、「連打でゲージを貯めて、ゲージを一定範囲に貯める」という操作を把握するまで少しだけ時間がかかりました。
スコアトライアルをやるには、このステージにステージ100個は冗長な印象があります。 物語性についても、「おまけ」にある要素をもう少し作中で触れられていると、良いスパイスになるかもしれません。
3. ポルト・ガーディア作者. サカモトトマト 様このゲームも素直に楽しかったです。
パズルゲームとしてもローグライクとしても楽しめる逸品。
【Ver1.00】
ぷよ●よが好きだったので以前から楽しみにしていましたが、ローグゲーム部分とローグライクっぽさのバランスが程よい良いゲームに仕上がっていたと思います。ステージの調整もあいまって、パズルでのプレイして成長と、アイテム取捨選択によるローグライク的な楽しみの両方が味わえてて楽しかったです。
13. PRESS START作者. 初 様素敵なドット絵の世界をのんびり歩きたい人に。
大好きな作品です。
【Ver. ?】
綺麗なドット絵がとにかく印象的な1作品で、いつまでもその世界に浸っていたいと感じられる素敵なゲームでした。
不思議な島で紡がれるゆったりした思い出作りの散歩、終盤のグイグイと展開が加速しエンディングまで駆け抜ける物語。終始丁寧に作られているゲームだと思います。メインは短めで、サブイベントを豊富にちりばめていくというスタンスも、このゲームにはよくあっていると感じました。
ゲーム性としては、猫が見つからない/次行く場所が分からないなど、没入を妨げるような部分があったのが少し残念(「目的もなく綺麗な風景を眺めながら島人に話を聞きながら散歩する」のは自発的にやっている感じがして楽しいのですが、シナリオを進めたいのに「次のイベントが見たくてウサギを探しながら島を徘徊する」だと目的への足止めを感じてしまいマイナス印象)
アイの正体などちょっと意外な部分もありました。この島が何なのか分かりそうで分からない不思議、タイトルに込めた意味など大好物です。総じて、今ウディコンで今のところ一番好きな作品です。
19. ◆-晩餐-◆作者. DeИ!eLLa 様魅力的なイラスト。
どこかDDLCを彷彿とさせるメタゲーです。
【Ver 1.00】
画面内のキャラが、画面の向こうのプレイヤーという存在を認知しているタイプのメタゲーです。プレイヤーの行動により、ゲーム内のキャラは苦しみ、その行動を取ったプレイヤーを糾弾するという物語。この手のゲームを遊ぶのが初めてなら衝撃は強いと思います。
イラスト部分に惹かれてプレイ。ゲームを2つ同梱する謎解き、『鍵は記録の中に、名前だけ変えて。』というフレーバーのようなテキストが、作中最大の謎のヒントが散っている部分などが好きです。
ゲーム内キャラがプレイヤーを責めるなら、プレイヤーに罪悪感を抱かせることが重要で納得感につながるのではないかと感じました。「食べて」を選ぶときに、その意味を知った上で選びたい、また選ぶための葛藤が欲しい。罪悪感を抱きながら選ぶ羽目になりたい。プレイヤーのやることの意味付けがもっと丁寧にされていれば、完成度はより高まると感じました。
20. マサオさがし作者. カザ&ソロー 様ランキングが熱い間違い探しのミニゲーム。
上位陣は人間を卒業していそう。
【Ver. 1.02】
「マサオくん」というブランドの勝利だと感じます。目を引くスクリーンショットに、福笑いのスクリーンショットを見かけるだけで思わず手に取ってしまう吸引力。
ゲーム部分も、シンプルイズベストを突き詰めたような内容で楽しいです。ランキングなどもあり、ハマる人はとことん遊びつくせる熱中度の高さ。ふとしたときにコレクションを見ると、あぁあの偽マサオくんに何度もやられたんだなぁて振り返れるのも楽しかったです。
28. here作者. any 様無限トリロジーの作者様の新作、相変わらずの高難易度。
手探りでルール把握している段階が楽しい、ゲーム下手なアトハサンではクリアできず。
【Ver. 1.55 】
スクリーンショットのインパクトから手に取りプレイ。
ゲームをはじめてもそこに映るのは無機質な数値のみ、遊び方もなにも分からず気がついたらゲームオーバーとなる。マニュアルを読んでも分かるような、分からないような…そんな感じで進める手探りでルールを探っていく段階が楽しかったです。割と分かりづらいようで何度かやれば分かるようなマニュアルなど、段階踏んで分かっていく体験は独特で、狙っていたなら物凄い技術だと感じます。
遠距離で銃を撃ちつつ、近づいたら剣で切って強くなるゲームだと理解しました……結局のところクリアは出来ていないので、何か間違っているのかも。
34 ありすコンプレックス作者. エルミト 様身体測定。
育成RPGにハクスラ、現代子育てに異世界ファンタジーと、とにかく色々な要素が詰め込まれた1作です。
【Ver1.02】
エンド4・5・9以外回収までクリア。冒険をするかしないかでゲームの印象がガラッと変わるのが面白いところだと思います。冒険外は、父と娘の関係性を丁寧に描いている作品であり、冒険ではバリバリの異世界ファンタジーが繰り広げられます。
冒険パートぶっちゃけ無くても良くね? と思わなくもないのですが、いろいろな要素を楽しめた分新鮮な気持ちでプレイできる時間も長かったので(物語もガラッと180度違うので)、個人的には好印象です、思わず何周かしたくなります。作業量が爆発しそうですが、冒険パートと日常パートの絡みが欲しかったなぁとか、冒険パートの子たちと日常パートでも絡みたいとか、アイドルの子の掘り下げもっと欲しかったなぁとか思います。
ランダムイベントが非常に多い印象で、エンド数の多さ&エンド条件が不明瞭なので、狙ったイベントを引けないのは、厳しい仕様だと感じます。アイドルイベとかがいろいろと重要なので、発生するパラメータを調べようとしてランダム発生だと気づき、割ともんにょりしました。「既読スキップ」や「テント」の存在など、最初は遊びやすさにの工夫も好印象だったのですが、エンドを求めて何度も周回するうちに不満な点も出てきました。
43. Eureka-ユリーカ-作者. Benjamin 様ゲームを作ったマスターと、作中キャラのお話…・・になるのかな?
決して粗が無い完璧な作品というわけではありませんが、キラリと光るものを感じる良い作品です。
【Ver. ?】
好みの題材だったのもあり、惹きの強い1週目のエンディングから続きが気になり一気にプレイしてしまいました。素直に楽しかったです。序盤の謎解きを後半に応用して使う点、バッドエンド→トゥルーエンドまでの計算された流れ(一筆書きマップなどはかなり難易度高めな印象でしたが、そこまでの丁寧なセーブ配置に反して、あえてそこだけ不親切にしてであろう点など)見事だと感じました。
村の BGM が、聴いたら「ユリーカの曲やっ!」となる程には、耳に残っています。情報を集めてのラストのマスターの対話シーンは魅せる演出でした。エンディングなど一部しづらい部分もあったのですが、総合的にかなり好きな作品です。特に終盤にかけて熱中して遊べました。
あのゲーム世界とユリーカの関係はなんだったのか?(なぜゲームキャラを殺すと現実で人が死んだのか)などが、個人的に気に腑に落ちなかったポイントです。
59. ないん・えいと作者. KiKi 様赤い壁を避けながら宇宙空間を疾走するスピード感溢れる爽快なゲームです。
(ひたすら"自由落下"していくだけ)
【Ver1.01】
スクリーンショットからは伝わりづらい独特のスピード感・中毒性を兼ね備えたゲーム。プレイ時間の短さもあり、熱中して遊べた時間も長く面白かったです。
10000メートルは結構1プレイが長くなりがちなので、ハードモードでわりかしすぐ死ぬギリギリの状態で、エンドレスモードでスコアトライアルするぐらいが、1プレイの時間としては適切かも。
「自由落下感」、現状、ハイスピードで疾走しているだけの感覚、もう少し落下感を感じさせ、それをゲーム性に繋げられれば独特のゲーム体験に繋がるかもしれません。
67.星紡ぎ作者.てんこ 様物語が付き、取っつきやすい流浪星河……て感想を持ったけど、伝わる人も少なそう。
優しいイラストが作品の雰囲気に良く合っています。
【Ver1.00】
完成度の高いスクショがまず印象的、UI・イラストともに雰囲気が統一されており視覚的に常に楽しい。導入も丁寧でルール把握が容易なのも〇。物語も癖もなく読みやすい文面で、親密度イベントを通じてキャラの掘り下げももしっかり行われており、特に序盤のワクワクが相当なものでした。
歩行時一歩しか移動できない点(マウス操作なのでとても辛い)ことや、襲ってくる星喰いの戦力目安・タイミングが分からないなど気になる点も多く、熱中しきれなかった。この辺は、素材が見えなくなり掘り出す必要が出てくる&ブリッジ・ワープ系のスキルが追加されるなどで単調さが多少は緩和されるが、ゲームのメインパートなので欲を言えばもう一捻り欲しいかもしれません。序盤探索しきれなかった場所が、後半は探索ポイントの上昇やスキルにより余裕で回れるようになるのは楽しかったです。
申し訳ないですが、エンディングは作りかけな印象を強く受けたので、物語性から大きく減点しています。
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